Our Works

開発秘話 – もちブレンダー –

Our Works

「その手があったか!」と膝を打つようなアイデアで、
製品やサービスを作り続けるエムケー精工。
2019年10月に発売した「もちブレンダー」は、
切りもちと冷蔵庫にある食材を入れてボタンを
押すだけで絶品のおもち料理が作れる、今までにない新しい家電です。
このユニークな製品が生まれた背景を、少し覗いてみましょう。

Mochi blender

Member

左から設計担当:S.A.さん デザイナー:M.O.さん 
販売担当:S.K.さん 
デザイナー:T.I.さん 
デザイナー:K.K.さん (以下イニシャル)

縦割りの役割分担で自分の仕事だけをするのではなく、部署や担当業務の垣根を越え、チーム一丸となって取り組んだ「もちブレンダー」開発メンバー。
立ち上げの段階から積極的に意見交換して企画を固め、ネーミング、デザインを具体化させていきました。従来にない製品作りをどのようにチームで進めてきたのか、その時の様子をみなさんに振り返っていただきました。

企画について

開発のアイデアはどのように生まれたのでしょうか。

S.A. 最初は従来のもちつき機のモデルチェンジを検討していて、「小型全自動もちつき機」を作る予定でした。

S.K. 小型化と時短のために、「もち米を浸して、蒸して、つく」という伝統的な作り方ではなく、もち米を炊きながら混ぜる「炊き混ぜ方式」に挑戦することになりました。社内でも、伝統的なもちの作り方を変えていいのかという葛藤や議論はありました。

S.A. 本来のもちの美味しさに近づけるため、何百回と試作し、社員のみんなに食べてもらいました。一方で、最近はもちつきをする家庭も減っていて、手軽におもちを食べられるだけでは弱いな、と。リサーチ中に近年「切りもち」の市場が伸びていること、また、「切りもち」のアレンジ料理が重労働だと知り、これを自動化することで「切りもち」との共存を目指しました。

製品の具体化について

製品名や、デザイン制作の過程について教えてください。

S.K. 社内公募で案を募ったのですがピンと来るものがなく……。ある日私が「もちミキサー」という名前を思いついたんです。「これだ!」とS.A.さんに連絡したら、「それなら『もちブレンダー』にしよう」と。

S.A. ちょうど他の企画で、ハンドブレンダーについて調べていたことがきっかけでした。ミキサーの案がなければもちブレンダーの案も出てこなかったですね。

T.I. デザインについては、まだ構造が確定していない部分もあったので3人でそれぞれの方向性を決めて、広く案を出しました。

K.K. 結果として私の「コンパクト」をテーマにしたデザインが選ばれました。キッチンに置くことを考えて、小さく、内容物ギリギリの形状にしてみたら、自然とおもちのような形になりました。

S.A. どのデザインも良かったのですが、ねり容器部分の形状が当初と違う形になったため、新しい形状が合う形になりました。

レシピ開発について

デザイナーさんがレシピを考えた経緯を教えてください。

S.A. 本来、開発担当が考えることが多いのですが、今回は全く新しいものを作りたかったので、デザイナーの目線を入れることに決めました。

M.O. プロのフードコーディネーターの方にも考えていただきながら、50近いレシピを試案しました。母親に好きな食べ物を聞いたり、女性社員に食べた感想を聞いたりしました。

T.I. その時期は毎日、何かしらを作っていました。美味しいものから、残念なものまで……。レシピ撮影の直前まで試作していたよね。

K.K. レシピの検討は試作機で行っていたのですが、蒸気穴からスープ状になったおもちが吹き出すトラブルがありました。

S.A. これをきっかけに「アレンジ2(スープ)コース」を付け足しました。開発担当がレシピを考えると故障の原因になりそうな案は避けてしまいがちですが、そういったことにとらわれないメンバーによる検討だったからこそ、新しい機能の追加に繋がりました。

付属のレシピ集

量産化/販売について

量産化でのハードルや、販売時の工夫について教えてください。

S.K. 販促では、ペルソナを設定しました。どういった販促を行うのか、年齢や性別、世帯年収や生活シーンなど細かく決めて、その人に刺さるものを目指しました。
※製品やサービスのユーザー像を仮想の人物として定義したもの。

S.A. 製品を作るときに、ここまで明確にペルソナを作ることは珍しかったですね。

S.K. 「もちブレンダー」自体は新しくて面白い製品だ、という自信がありました。ただ、説明が難しい商品でもあって、実際に見て、食べてもらわないと良さが伝わらない製品なんです。味やもちもち感を伝えるため、インスタグラマーの方を集めた親子料理教室を開催したり、店頭実演販売を実施したりしました。動画やPOPの内容も試行錯誤の連続でした。

開発を振り返る

最後に、印象深かったエピソードを聞かせてください。

K.K. めったにないことですが、販促予算獲得のために役員会議でプレゼンをしました。

S.K. ここまで新しい販売促進施策を行うのは初めてだったので、予算がなかったんです。販売計画や費用対効果などについて厳しく指摘されましたが、メンバーの強い思いが経営陣にも伝わり、承認してもらいました。

K.K. この製品を通じて、おもちを日常的に食べる文化を作りたいという思いがありました。エムケー精工は世界を変えるような製品は作れませんが、新しいライフスタイルを提案できる会社だと思います。もちブレンダーはその可能性を持った製品になったと思います。
(全員うなずく)

S.A. これからの時代に合った、おもちの文化を作っていきたいですね。

Product

メディア掲載情報

  • 2019.11.28

    テレビ東京 『ワールドビジネスサテライト』
    トレたまのコーナー
  • 2019.12.25

    読売テレビ 『大阪ほんわかテレビ』
  • 2020.01.06

    テレビ朝日 『スーパーJチャンネル』

Recipe

桜えびとあげ玉で天むす風に。
口の中に桜えびの
香ばしいかおりが広がります。

天むすもち

【 材料 】( 2人分 )

  • 切りもち(丸もち)3枚(5個)
  • 桜えび8g
  • あげ玉5g
  • めんつゆ大さじ1
  • 大さじ3

【 作り方 】3ステップで簡単調理!

  1. STEP1

    羽をセットしたねり容器に、材料を全て入れます。

  2. STEP2

    アレンジ1※2を選択し、スタートボタンを押すと炊き混ぜがスタート。

  3. STEP3

    約25分で完成!※3

    つきあがった材料を取り出し、食べやすい大きさに丸め、トッピングを載せてお皿に盛り付けたら完成。

※ 天むすもちは、付属のレシピ集に掲載されています。
※2 アレンジ2は水分量の多い料理に使用します。
※3 アレンジ2は約35分で完成します。